タオル生い立ち

タオルの発祥については確実な文献などが残されていないので、はっきりと断言されていませんが、フランスが発祥地だと考えられています。

1811年フランスで、パイルを打ち出す織り方が考案されます。この時使用された糸は、絹から作られた物でした。

また、ハーレムではコットンの栽培が盛んで、綿糸を使用したパイルの織物が手工芸品として作られていました。そこへイギリス人のヘンリー・クリスティーが旅行で訪れ、たまたまこの手工芸品を手にして感銘を受けます。これまでにない感触と製法に驚き、豊かな可能性を感じてイギリスへ持ち帰ります。

これをサミュエル・ホールトへ伝え、気に入ったホールとはすぐに手織りでコットン製のパイル織物を試作します。やがて工業化されてヨーロッパ中に広まりました。
1864年には、ホールトがアメリカビロード商会という会社を設立しています。

〈in Japan〉
1868年、大阪税関に「浴用手拭 2打 7.60円」という記録があり、タオルの輸入を公式に記録したものはこれが最古となっています。
当時のタオルは高級品で、温かく柔らかい特性を活かして、主にマフラーとして使用されました。

1880年、大阪のメリヤス業者の妻、井上コマが竹篠からタオルを作り、「竹織り」として広まります。
1887年に、大阪泉佐野市で里井円次郎が、やっと現在の織り方を日本で初めて確立し、生産が始まります。
1894年、愛媛県今治市でも生産が始まります。